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システムアウェアネスのアプローチ

判断より観察

 正しさより“いのちの動き”

 結果より“生成”

 「なにが本当に動こうとしているか」を「観る」アプローチ

⇨人が“扱われる側”から自らプロセスを担う“共創者”

⇨ 目的に合わせて人を動かすのではなく、人と場の動きに合わせて目的が育つ日々へ


システムアウェアネスについて

​ 応答が構造とかたちを生むプロセスに気づくための理論と手法のひとつです。

全体システムと、その中の個人の立ち位置の双方にアウェアネスを持ち、意識と行動における個人・関係性・組織/社会のポテンシャルを、身体性を伴ってより顕在化し、生成的に生きることを目指します。

 このアプローチは、深層心理学の一派であるユング派から派生したプロセスワーク(プロセス指向心理学)を基盤に、組織や社会の成長に向けて適応・発展させたものです。

応答性と生成プロセス

 システムアウェアネスでは、応答性と生成プロセスという視点から、ものごとを捉えます。

 応答性:自然がおのずと持っている働き/生成プロセスの起点

 相互作用(宇宙初期)→→→有機細胞膜による内側(境界)の安定

 →自己維持しながら外側との応答によって変化する存在=生命

 生成プロセス:宇宙初期から今日まで共通

        つながり → 構造 → かたち

 この生成プロセスは、ものごとがかたちとしてあらわれるすべてに共通しています。

この構造は、さまざまな分野でそれぞれのかたちで捉えられてきました。

瞑想などの実践では、感じ方や「状態」の変化として現れることもありますが、システムアウェアネスでは、目の前で起きている出来事の構造に目を向け、その流れがどのように生まれ、どこで滞っているのかを見ていきます。

 その結果、感じ方や状態の変化にとどまらず、起きていること自体の流れにも変化が生まれていきます。

アウェアネス

アウェアネス:自我を持つ人間に顕著に現れる「自己観察」機能

※ユング派の深層心理学では、

 自我は「意識の中心」

 自己は「無意識を含めたこころの全体の中心」


とされます。(下図参照)

アウェアネスの範囲:生成プロセスの全体

 システムアウェアネスでは、このアウェアネスの範囲を個人の内面にとどまらず生成プロセスの全体へと広げて捉えます。つまり、つながりが持つ応答性機能が、どのようなダイナミクスで構造化され、どのようにかたちになるかの全体を扱います。

↓ ユングのこころの全体醸造

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媒介身体

 システムアウェアネスでは、身体知を以下のように捉えます。

媒介身体:自然の一部として応答性を持った身体

身体知=応答を媒介してもたらされる知、智慧

 

 システムアウェアネスにおける身体は、構造と生成プロセスの媒介センサーです。

かたちの背後で動く構造と応答のダイナミクスに、アウェアネスをもたらすインターフェースが、システムアウェアネスの考える身体です。

非局在性とロール

 システムアウェアネスでは、身体知の顕在化のためにロールを多用します。

その際、媒介身体性を活かすために、非局在性を前提にロールを捉えています。

非局在性:存在や動きが特定の場所や主体に属さない

という自然界に見られる素粒子から人まで共通する特性です。

 システムアウェアネスのロールは、場におのずと配置された非局在的な役割を指します。

媒介身体を通すことで、普段のアイデンティティとは異なる位相で姿をあらわします。

システムアウェアネスの応答責任とエルダーシップ

 システムアウェアネスのアプローチでは、人が生成的に生きるための態度として、応答責任を引き受ける中でエルダーシップが育まれていきます。

 応答責任は、自然の生成プロセスの一環で、人間が担う身体を通じて自分の内側に起きた応答を「自覚」し、それをどう生きるかを引き受けようとすることです。

つまり、自然の生成プロセスに沿ってどう生きるかを引き受けようとすることを、システムアウェアネスでは媒介身体倫理と呼んでいます。

ここでいう倫理は正しさの押し付けではありません。

エルダーとは、自然界から引き受けたこの使命を担って生きる存在であり、

システムアウェアネスのエルダーシップとは、その使命を引き受けようとすることです。
 

システムアウェアネスの世界観と生成プロセス

 システムアウェアネスでは、世界観と生成プロセスを図のような関係で捉えています。

img03.png

 生成プロセスである「つながり → 構造 → かたち」は、システムアウェアネスなどの理論とも響き合いながら、現象がどのように立ち上がってくるのかを捉える枠組みとなっています。

 構造の見立てや具体的な技法について知りたい方は、

入門コースの入門動画(有料:10,000円+税/全13本)をご覧ください。

*入門コースを修了された方は、基礎コース・実践コースへと進むことができます。

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