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SAのエルダーシップ
エルダーシップとは、特定の役割や立場ではなく、場や関係性の中で何が起きているかに応答していく在り方を指します。
システムアウェアネスにおいては、個人・関係性・集団のプロセスと関わる中で育まれていく在り方です。

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エルダーシップの由来
online Etymology Dictionaryによると、 原語は英語の古語"eldra"で、老人、親、先祖などを意味し、
これが転じてキリスト教長老派では司祭という意味に用いられたようです。一般的には長老というほどの意味と理解いただければよいかと思います。
この言葉が、ここ最近組織開発などの分野でも聞かれるようになったのは、プロセスワークの創始者アーノルド・ミンデルが出会った先住民族の長老が、自分の部族の全ての人を大切にしようとする姿を見て、そのような態度をエルダーシップと呼んだことから始まります。
言葉の出自には、歳を重ねた人のようなイメージが伴いますが、エルダーシップの本質は年齢には関係ありません。小さなお子さんが実に自然にエルダーな在り方で人に接しようとする姿に出会うこともしばしばです。
システムアウェアネスの考えるエルダーシップ
基本的な考え方は、恩師アーノルド・ミンデルに倣って、「すべての”存在”を大切にしようとする態度」としています。ここで、大切なのは”すべて”には自分自身の存在が含まれるということです。
こころの中でも意識できている範囲の中心である”自我(ego)”がカバーする範囲での在り方や考え方、行動はどうしたも部分最適にとどまります。
こころの全体の中心である”自己(Self)”から生きようとする時に初めて全体最適が立ち現れます。
エルダーシップと源泉
上に述べた”自己(Self)”は、システムアウェアネスで言うと、右図(図の詳細は下図)の赤で囲んだ部分のようになります。
つまり、個の源(=一人ひとりの存在の源)が源泉から中空を通って伝わってくる情報と繋がっていて、そこにアウェアネスがある時に、その時々のプロセスに応じて出現するのがエルダーな状態であり、必要な時にエルダーな在り方と繋がって全体性に開かれようとする態度がエルダーシップだというのが、システムアウェアネスの考え方です。

エルダーシップの構造

エルダーシップと深層民主主義
上図で示した、
コンセンサスリアリティ(CR:Consensus Reality)
多様なリアリティ(DR:Diverse Reality)
シードリアリティ(SR:Seed Reality)
というパラレルな意識の位相には縦の多様性と一体性があり、同時に世界は其々に個性を持った多様な存在で構成された横の多様性と一体性があり、この縦と横の多様性を大切にしようとすることを深層民主主義とシステムアウェアネスは定義しています。
そして、縦と横の多様性に開かれようとする態度は、全体性に開かれようとする態度でもあるので、エルダーシップは深層民主主義を実現しようとする態度であるということになります。
*入門コースの動画内に詳しい説明があります
エルダーシップ=一人ひとりがその命を生きようとすること=誰もがエルダーシップを持っている
世界は源泉から分化して個の源となるので、潜在可能性(ポテンシャル)が源泉を通じて現象化すると考えるなら、源泉から分化したそれぞれの源はどれひとつ欠くことのできない存在として全体を構成することになります。また、源泉とつながった個の源は、そこに与えられた命そのものだということができるでしょう。
私たちは、普段、エルダーとは一部の優れた精神性を持った人たちであり、エルダーシップもそれに伴うものだと考えがちですが、この世に生まれた生きとし生けるもの全ての内側にエルダーは存在しています。
自分の命を生きようとしてそれを探求し、源泉とのつながりを感じようとするなら、誰もがエルダーシップを発揮することができるというのが、システムアウェアネスの考え方です。
総じて、エルダーシップとは
-
深層民主主義を実現しようとすること
=縦と横の多様性にアウェアネスを持って、”自分”を生きようとすること
=他者にも耳を傾け、ものごとの全体最適をよりよく知って自分を生きようとすること
=個の源、つまり存在の根源は源泉とつながっていると知り、それとつながって生きようとすること
〜より源泉と深くつながれば、より全体が見える〜
-
個々の持つ源同士のダイナミクスの全体を知ろうとすること
=エルダーシップとは、様々な資質の種を蒔く土壌であり、自らもそこに蒔かれる種であると知っていること
-
本来、自分を含めて誰もがそれぞれ自分の全体を生きることを目指して全体と繋がろうとしているのだと知っていること
〜つまり、エルダーシップ=自分自身の命を生きようとすること〜
=誰もがエルダーシップを内包している
関連動画
このホームページやnote記事を読んでエルダーシップについて一緒に話したいと言ってくださった方々が動画を撮ってくださいました。
質疑応答の部分を抜粋してホームページでシェアしていいとおっしゃっていただいたので、共有します。
動画提供:動画ラジオ「探究こんにゃく
(ライフソース:石野慧太/けいちょん)in JUNKANだいこん」
いただいた質問はこちら。
・論理的にはよくわからないまま、
ただ、これだ!という直感だけで動いたことはどんなことがある??
動いてみてどうだった?
・直感で動けない人はどうすればいい??
・自分自身を見つめてその存在そのものを生きている様の共通項は?
・先住民のかたにとってのエルダーシップとは?誰もがエルダー?
・エルダーシップの限界はあると思いますか?
もしあるとしたら、
何を改善したらそこを越えられるかもしれないと思っていますか?
また、関連するnoteの記事はこちらです。
<精神性と身体性の時代へ3>エルダーシップのススメ
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