SAとプロセスワーク
システムアウェアネスは、プロセスワークを基盤にしながら独自に発展してきました。
■ 共通する視点
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人の意識を、多層的なものとして扱う
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個人・関係性・集団を、つながりの中で捉える
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その場に現れる動的なプロセスに従っていく
■ システムアウェアネスの展開
システムアウェアネスは、プロセスワークの視点を土台にしながら、その適用範囲と理解の枠組みをさらに広げてきました。
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人や組織にとどまらず、無機物から有機生命に至るまで、「つながり → 構造 → かたち」という生成のパターンとして捉えたこと。
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その生成のパターンが、無機から有機、さらには人の意識の働きに至るまで、フラクタルに現れるものとして捉えたこと。
*フラクタル:同じ生成のパターンが、スケールを変えながら繰り返し現れること。 -
その「つながり」を“応答性”として位置づけたこと
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自然システムが本来持っている応答性に開かれていくとき、身体性や身体感覚が不可欠な要素として働き、場に立ち上がる構造を体験的に扱うアプローチへと展開していったこと。
■ 理論的な展開
こうした展開は、プロセスワークの枠組みを引き継ぎながら、生成プロセスの理解をさらに精緻化していく中で生まれてきました。プロセスワークがアウェアネスを原点に置くことで、それまで別々に捉えられていた心理学の概念である、こころと身体を切り離して扱うことができなくなりました。
システムアウェアネスでは、つながり → 構造 → かたち という生成プロセスを、無機から有機へと通底するパターンとして捉えていく中で、人とそれ以外の生命のあいだにある、違いとしての自我という働きが浮かび上がってきました。
その結果、自我の原点機能をアウェアネスとして捉えることで、自我そのものを身体性を含むものとして再定義しています。
■ 現在地
システムアウェアネスは、プロセスワークの実践と理論を土台にしながら、人・組織・社会・自然を貫く生成プロセスとして、より広い領域へと展開されている理論と実践です。

